【買うか】 マンションに住むコスト 【借りるか】

分譲マンションと賃貸マンションのコスト計算の罠

分譲マンションを買うときによく考えるのが、月額10万円の賃料で30年住み続けると3600万円。
だから、月額10万円の賃貸マンションを20年住み続けると、賃貸と比べるとお釣りが来るというものです。

でも、よくよく考えてみると・・・

「年月が経つにつれてその物件の価値が低下していくので、借主からとれる賃料は下がり続けるわけですから、「月額10万円の賃料と同等の支払いで」という計算はおかしい」

・・・ということになります。

また、修繕積み立て費は老朽化が進むにつれて上昇していくものですから、その分も考慮に入れて考えなければならなかったりします。

さらに、固定資産税などの支払いもありますし、変動型の住宅ローンを組んで分譲マンションを買ったのでしたら、金利が上昇すれば金利の上乗せ分の支払いも考えなければならないですし、火災保険や生命保険の費用などもかかりますので、それもひっくるめて考えると、賃貸と分譲マンションに住み続けるコストを比較すると、賃貸の方が分があるということになります。


家賃並みじゃない?分譲マンションのコスト例

先日、2ちゃんねるで面白いシュミレーションを見つけました。
↓の文は、マンションにかかる税金や管理費修繕積立金のシュミレーションです。

マンション本体の支払いや金利がどうかと言うのではなく、それ以外の経費でもこんなにかかってしまっているというのが驚きの内容です。
(マンション本体の住宅ローン金利の支払いなどが入れば、この負担額はもっと大きくなるかと思われます。(;´∀`))


3000万のマンションの固定資産税課税対象評価額は70%の2100万
2100万の1.4%で固定資産税(年間)は29.4万
2100万の0.3%で都市計画税(年間)は6.3万

合わせて年間35万7千円の税金を支払う。

しかし、3年ごとに固定資産評価は下がっていくことを考慮する。
40年後に評価が1/10になったとして、その中央を平均としてみよう。

1050万×1.4%で平均固定資産税は14.7万
1050万×0.3%で3.1万
合わせて年間17.8万かな。

これを×40年で、712万
管理費修繕積立金あわせて3万として、3万×12ヵ月で36万

これを×40年で1440万
トータルで2152万。

さらに大規模修繕金と銀行に払う金利も加算すると、ものすごい額になる。
これのどこが家賃並みなんだろうか?

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