定期借地権付住宅のメリット

定期借地権付住宅のメリット

定期借地権付の物件のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 低価格で購入できるので、ローンの利払いなどの負担を軽減できる
  • 立地条件が良い低地借地権付物件の場合は、立地条件の悪い物件よりも売りやすい
  • 数年後に買取のできる物件がある
  • 契約期間が70年ほどの物件は、一生涯住み続けることが出来る可能性が高くなる
  • 建物を解体して更地にせずに、地主さんに建物を引き取ってもらえるケースもある(交渉次第)
  • 相続争いの解決に利用することが出来る ※1
  • 相続税や固定資産税を安くすることが出来る (地主さんのメリット)

※1 両親が亡くなった後も自宅(戸建て)に住み続けたいと考えている場合、親から定期借地権付の住宅を80年契約で借りていれば、兄弟に住家を追われる恐れがなくなります。その住宅が立っている土地は半分しか相続できませんが、定期借地権の契約がありますので、兄弟が土地を転売しても住家を売り払わなくても済むようになります。

定期借地権付住宅のメリットは物件と地主さん次第で決まる

上に書いたメリットは、定期借地権付住宅をかなり有利に手に入れた場合のメリットです。
ですので、当然、メリットを享受できない場合も発生します。

例えば、地主さんが何が何でも更地にして土地を返してもらわないと困ると言われたり、低価格で定期借地権付住宅を手に入れたと思ったのに、土地価格が下落して、結局土地の所有権のある住宅を手に入れるのと同じ金額で買ってしまっていたり、立地条件が良いので売れるだろうと思ったら、マンションの建設ラッシュで、結局は自分の持っている定期借地権付の物件だけが売れ残ってしまったり・・・と、様々なトラブルが発生する可能性を秘めています。

そのようなわけで、どうしても当初の購入価格が安い定期借地権付の物件が欲しい場合には、トラブルが発生することを念頭においた上で、より条件の良い物件をお探しになられる方が宜しいかと思います。

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