【どっちが有利?】 家を買うか貯蓄に回すか

金利(分配金)で賃貸物件に住む

ある程度の貯蓄が貯まってきたら、持ち家を買いたくなるものですが、そこをグッとこらえて金利収入を賃貸に回して住み続けると、案外有利に生活できる可能性があるように思います。
そこで、3,000万円のお金を貯蓄で運用した場合のシュミレーションをしてみました。


3,000万円の貯蓄を1年間利回り1%で運用
(預貯金や債券などで運用)

30万円/年  2.5万円/月

3,000万円の貯蓄を1年間利回り2%で運用
(預貯金や債券などで運用)

60万円/年  5万円/月

仮に一年間1%で運用出来た場合、8万円の賃貸物件が5.5万円で住める計算になります。
また、これが2%だと、8万円の賃貸物件が3万円で住める計算になります。

持ち家派のシュミレーション

↓のシュミレーションは、分譲マンションを購入した場合の必要経費です。
分譲マンションを購入しましたので家賃はタダですが、手持ち資金は0になります。

3000万のマンションの固定資産税課税対象評価額は70%の2100万
2100万の1.4%で固定資産税(年間)は29.4万
2100万の0.3%で都市計画税(年間)は6.3万
合わせて年間35万7千円の税金を支払う。

しかし、3年ごとに固定資産評価は下がっていくことを考慮して、40年後に評価が1/10になったとして、その中央を平均としすると・・・

1050万×1.4%で平均固定資産税は14.7万
1050万×0.3%で3.1万
合わせて年間17.8万、×40年で、712万
管理費修繕積立金あわせて3万として、3万×12ヵ月で36万
これを×40年で1440万

トータルで2152万。

2152万円を40年で割ると年間53.8万円となり、月間の出費は44,800円になります。
これは、室内の改装費や大幅なリフォーム代金を含まない費用です。
ですので、実際は月額の支払い額は44,800円を超えるものになると思います。


持ち家派のシュミレーション

親からの現預金の遺産やコツコツ貯めたお金があれば、ついついそれを使用して家を購入したくなるものですが、それは金の卵を産むガチョウを捌いて、美味しいお肉を頬張るのと同じことなのかもしれません。

再び0金利が到来すれば、このシュミレーションは通用しにくくなる可能性は出てきますが、もし定期預金が1%か2%の辺りで運用できるのであれば、現預金のまま運用した方が有利であるのかもしれません。

広告