特別養護老人ホームについて

特別養護老人ホームの慰問体験談

以前、訳あって特別養護老人ホームに慰問に行きました。
老人ホームといえば、お年寄りいっぱいというイメージはあったのですが、実際に行ってみると確かにお年寄りはいっぱいでしたが、私の考えていた特別養護老人ホームとはかなり違いました。

何というか、人間の暮らしっぽくないというか・・・。
まぁ、介護を必要としているお年寄りを、できる限り効率的でできる限り安全にサポートする為には、ああ言う感じになるのかもしれないのですが、やはり少々ショックなものがありました。

お年寄りのお世話

私は、祖父母と一緒に暮らしたことがありませんし、そもそも介護が必要なほど長生きしたのは祖父母4人の中でもたったの一名だけ。
(短命ですねぇ〜)

その一人も、私とほとんど顔を合わさないまま涅槃に旅立ってしまいましたので、実質的に私が介護の必要な高齢者と接したのは、後にも先にもその慰問の時だけでした。

食事を食べられない人には一口ずつ食事を食べさせてあげたり、トイレの世話をしたりと、特別養護老人ホームの施設の方々は大忙し。
(でも、どういうわけか私などよりもずっと、元気いっぱいでした・・・)

なにやらモゴモゴと呟いている高齢者、何を言っても反応のない高齢者など、私の度肝を抜く高齢者が多数おられましたが、両親がもし一日中あのような介護の必要な状態になれば、近年、ニュースなどでよく見かけるような「介護の為に疲れ果てて・・・」ということもありえそうな感じでした。

ちなみに、特別養護老人ホームに入居できる人はまだ幸せな方で、空きベッドが今の日本には少なすぎて、順番待ちで何年も待ち続けなければならないなんていうこともあるようで、介護が必要になった場合、有料老人ホームに入居するお金がなければ、特別養護老人ホームに入るよりもはるかに辛い暮らしが待っていそうです。

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