定期借家契約の更新と再契約

定期借家契約とこれまでの賃貸契約の違い

これまでの賃貸契約は、正当な理由がない場合は必ず更新しなければならない事になっていたのですが、定期借家契約は、期間が切れた時点で一旦契約が切れますので、必ず再契約しなければならなくなります。

再契約の際には、自分は賃貸住宅に住んでいる状態ですので、貸主の方が有利になります。
(「次の契約内容が嫌なら、出て行ってくれてもいいんですよ？」「この契約でないと更新できません」など)

定期借家契約の住宅には有利な賃料のものもありますが、更新や再契約についての知識を持った上で契約しないと、いざという時に非常に困った事態に陥る可能性があるので、注意が必要かと思います。

長期賃貸派と短期賃貸派と定期借家契約

長期間、賃貸住宅に住むのであれば、従来の賃貸契約の方が無難であるかと思います。
長期間の賃貸暮らしですと、貸主さんと再契約を何度も契約を結びなおさなければならないのですが、その再契約のたびにその家に住み続けることが出来なくなる可能性が出てしまいます。
(この他にも、家賃の額についての請求や解約についても定期借家契約は不利ですので、そういった点からも、従来型の賃貸契約が無難であるかと思います)

ですので、長期間安心して賃貸住宅に住み続けるのであれば、従来型の賃貸住宅の方が宜しいかと思います。