【暑さ対策】 手作り冷風扇を作った

エアコンなしでの生活は2016年だけの予定だったので、市販の冷風扇は買わず、タオルと脚立と洗面器で 『 手作り冷風扇 』 を作りました。
(エアコンを使い出すと、無駄になる可能性があったので)



作り方は簡単。
脚立に水に濡らしたタオルを吊るし、そのタオルを扇風機の風で冷やすと言うものです。


手作り冷風扇の作り方

  1. 脚立を用意する
  2. 洗面器を用意する
  3. 洗面器に水を張る
  4. タオルを洗面器の水に浸す
  5. 濡らしたタオルを脚立に取り付ける
    (大型の洗濯バサミなどで)
  6. 後ろから扇風機を当てる
    (後で、扇風機は前に置くようにした)

これで、水が気化する時に気化熱が奪われるため、空気が冷えやすくなります。
(その代わり湿度は高くなります)

最初は、扇風機を手作り冷風扇の奥に配置していたのですが、後で扇風機の方を手前に配置する形に変更しました。

理由は、扇風機を手前にしてあっても扇風機の後ろ側から空気が吸い込まれるため、タオルの水が気化して冷やされた空気が扇風機から送り出されるからです。

また、この配置のほうが扇風機の強さを弱くしても風が送られてくるため、より電気代を節約できるのも良い点でした。


手作り冷風扇の設置場所

手作り冷風扇の『 設置場所 』についてなのですが、最初は『 南側の暑い部屋 』に設置して空気を冷やそうと思っていました。
(南側の暑い空気が冷えてくれれば、過ごしやすくなるかなと思ったので)

でも実際には、『 北側の廊下に設置 』して、そこから冷たい空気を送り込む方が空気を冷やせる事に気がつきました。

手作り冷風扇は概ね良好で、36度を超える日でもかなり過ごしやすくなりました。
(日中、35度を超える日に窓を空けていると熱風が入り込んで蒸し焼きになってしまうので、窓は閉めきっていた)


手作り冷風扇のタオルから悪臭?!

手作り冷風扇に使ったタオルは、毎日1回は極少量の塩素系漂白剤で消毒した方が良いです。

さもないと、タオルに残った雑菌が繁殖して、悪臭が発生しやすいです。



タオルの漂白の仕方

  1. 洗面器に水をはる
  2. 洗面器にキャップ1杯の漂白剤を入れる
  3. 漂白剤入りの水をよくかき混ぜる
  4. タオルを浸す

漂白剤で殺菌すると悪臭は綺麗に消せるのですが、洗濯洗剤は効果が弱いので洗濯しても悪臭はとれません。
(漂白剤入りの洗濯洗剤の漂白剤は効果が低いので、役に立ちませんでした)

酸素系漂白剤でも除菌はできますが、効果が低い上に、お湯を使わないといけなかったので、私は塩素系漂白剤を使っていました。

塩素系漂白剤は、どれだけ気をつけていても、どうしても色落ち(まだら)になりやすいので、塩素系漂白剤を使う場合には、色落ちしないもの、色落ちしても大丈夫なものを使ったほうが良いと思います。

手作り冷風扇の問題点

上の、タオルに雑菌が発生して悪臭がするようになると言うのもそうなのですが、手作り冷風扇はいくつかの問題もありました。


暑い場所では効果が薄い

南側の暑い部屋では、非常に効果が薄かったです。
ある程度の涼しさがないと、湿度が上がるだけで終わってしまいます。


定期的にタオルに水分を補給する

全く絞っていないビシャビシャのタオルが乾燥するまでに2〜3時間程度なので、その都度、タオルを水に付け直しました。

一日で洗面器の水一杯が乾燥するほど暑かったので、定期的にタオルを洗面器に浸け、タオル全体を濡らす必要がありました。

市販の冷風扇であれば、水を入れておくだけでOKですので、このような手間をかけたくない方は、市販の冷風扇の方が良いように思います。 



湿度が高いと効果が薄い

体に汗をかくと、気化熱が奪われて体が冷えます。
これにより、体温が上がりすぎないようになっています。

冷風扇も気化熱で空気を冷やすのですが、湿度が高い蒸し暑い状態だと、冷風扇の効果がでにくく、ただでさえ高い湿度がさらに高くなってしまいます。

部屋にカビが発生する可能性もありますので、湿度が高い日には冷風扇は使わないほうが良いかと思います。

また、冷風扇を使うのであれば、換気扇24時間換気システム)は必須だと思います。


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