最高気温が35度を超える酷暑をエアコン無しで乗り切る方法
最高気温が35度を超えるような酷暑の時は、口から吸う空気が熱いです。
扇風機を回しても、やってくるのは熱風だけ。
扇風機がドライヤー状態になります。
そのようなわけで、エアコンを使わずに35度を超える酷暑を過ごすには、 『 コツや工夫 』 が必要になります。
何故なら、普通に我慢していても体が耐えられないからです。
最初のうちは、体は汗をかいて気化熱で体を冷やそうとします。
ところが、その状態がずっと続くと体が限界に達します。
体を冷やす機能が追いつかなくなり、体にダメージが入っていきます。
食欲が無くなり、吐き気がして、謎の筋肉痛や関節痛が起きます。
でも、ダメージが入るのは体だけではありません。
頭にも熱が篭ります。
頭に篭った熱をとる方法
頭に熱が篭ったのは、感覚でわかります。
頭の中が常に蒸し熱く、頭に何か熱い塊が入っているような感覚があるのです。
昼間のうちに頭に熱が篭ってしまうと、夜までそれが延々と続きます。
頭にこもったその熱を夜まで放置してしまうと、頭痛や目眩が起き始めます。
そして、夜の間に頭に篭った熱とその症状がとれなければ、翌日もその状態を持ち越してしまいます。
頭痛や目眩がする状態は、脳にダメージが来ている可能性がある証拠なため、頭に熱がこもっていることがわかったら、すぐに頭の熱をとるようにしなければいけません。
でも、頭の熱はなかなかとれないので本当に苦労しました。
体に熱がこもった場合には、水に濡らしたタオルを体にかけて扇風機に当たることであっという間に冷やせるのですが、頭の熱は体表面を冷やしても冷えにくいのです。
私がやったのは、氷水などの冷たい飲み物を大量に飲んだり、後頭部や首の頸動脈に氷嚢(ハンカチに包んだ氷)を当てたり、入浴中、洗面器に氷水を入れて頭を冷やす方法です。
これをやると、頭の熱をかなり取ることができます。
ちなみに、35度を超える気温の場合は、水道の水がぬるま湯になってしまうため、水風呂・水シャワー・常温の水・水道水などでは頭を冷やす効果は薄いです。
そのため、氷を使って冷やす必要があります。
(氷を張った洗面器で頭を冷やすなどしないと、頭を冷やすことは出来ない)
その他のエアコン以外で外部から体を冷やす方法
扇風機で冷やす(単体)
30度程度までなら効果がある。
それ以上になると、生暖かい空気がくるだけで涼しくはならない。
冷風扇を使う
30度以上になると、生暖かい空気がくるだけで涼しくはならない。
33度を超えだすと、却って蒸し暑くなるので辛さが増す。
(オーブンで焼かれる状態 → 蒸し焼き状態で体の芯から熱くなる)
自作の冷風扇を使う
気温が38度超えする状態に至ったので、脚立と洗面器と水と扇風機で、自作の冷風扇を作った。
夜はかなり涼しくなった。
昼は少しマシになる程度だった。
24時間換気システムの換気扇を常時入れっぱなしにすることで、湿度を抑え、蒸し焼きになるを防いだ。
ウインドファン(窓用換気扇)を使う
窓にウインドファン を設置して、外気を取り込む。
家に溜まった熱気を外に放出することで、部屋の中の温度を下げることができる。
ウインドファンの代わりに扇風機でも代用できる。
家や部屋の外の空気が涼しくなる『 夜間 』は有効。
ただし、家や部屋の外の空気が暑い『 日中 』は、却って室温が上昇する。
ベランダ・庭などに水を撒く
夜に水を撒くと涼しくなるが、昼に水を撒いてしまうと、蒸し焼きの状態になる。
(オーブンで焼かれる状態 → 蒸し焼き状態で体の芯から熱くなる)
マンションによっては、管理規約でベランダに水を撒く行為を禁止されている可能性があるので注意する。
水を含ませたタオルで体を拭く
タオルで拭いた直後は涼しい。
でも、すぐに水分は乾燥する。
乾燥後は、体を拭く前と同様に暑いが、体の皮脂が取れるぶん、体がさらさらして快適になる。
水を含ませたタオルやバスタオルを肩からかけ、扇風機を当てる
水を含ませたタオルやバスタオルが乾燥する際、気化熱で体温を奪う。
厚手のタオルの場合には、乾燥し切るまでに時間が稼げる。
ただし、起きている間しか使えない。
気温によっては、冷えすぎて寒い・冷やされた部分が冷え過ぎで痛いこともある。
また、長時間 & 長期間行うと肌荒れを起こしやすいし、眠っている間は使えないので寝ている間は暑いなどの欠点もある。
服を水で濡らし、扇風機を当てる
最高気温が35度を超えるような暑い日はあっという間に服が乾く。
服が乾いたら、その都度服を濡らし直しになる。
頭が熱い場合には、濡らしたハンドタオルなどを後頭部や首に置き、後ろから扇風機で風邪を当ててやれば、頭を冷やしやすくなる。
(あまりにも暑い場合は、この方法でも頭の熱を取りにくい)
冷却ジェル系の商品を使う
冷却持続時間が短いため、ずっと使い続けるには、かなりの量の冷却ジェルが必要になる。
(30分〜1時間程度)
そのまま使うと、冷却し過ぎるためタオルなどに巻く必要がある。
結露を起こしやすいので、寝具に使う場合は湿気に注意する。
水風呂・水シャワーを浴びる
水風呂に入ったり水シャワーをしている間だけ、かなり涼しくなる。
水道代が嵩む。
シャワーを浴びている間は家事や作業はできないし、水シャワーの効果はすぐに切れる。
足を水に付ける(足浴)
水流がない場合、足の周りの水が体温で温まってぬるくなってしまい、暑さが和らぎにくい。
水流を発生させることができる足浴器(フットバス)を使った方が良い。
氷嚢で冷やす
冷たくなりすぎる点に注意。
氷嚢は結露を起こしやすいので、寝具に使う場合は湿気に注意する。
体はさほど熱くないのに頭にだけ熱がこもり、頭痛や目眩が起きている場合には、頭を直に冷やす氷嚢が向いている。
常温に冷ましてから食べる
熱いものは、必ず常温に冷ましてから食べる。
また、できるだけ冷たく冷やしたものを食べるようにする。
じっとしていても体は冷えないので(それどころか、気温のせいでじっとしていると体が熱を持ってくる)、熱いものを食べてしまうと、それを冷やすためにさらに氷水を飲まなければいけなくなる。
体を冷やすために大量の氷水を飲んでいる場合は特に、熱いものを食べて、これ以上氷水を飲むことは避けた方がよい。
店のクーラーや図書館のクーラーで涼む
クーラーのある場所で長時間涼んでいると、体調が改善しやすい。
頭が冷えるのを感じる。
体が動く。
暑いものも食べられる。
店ではベンチに座ってじっとしているだけで、暑さ対策になる。
ただし、店や図書館では涼しいが、夜間の自宅内は暑いため、夜間の気温が高い日は自宅で寝不足になる可能性が高い。
35度を超えるような酷暑の場合、昼間に頭に熱が蓄積し、夜間も熱が取れずに頭痛と目眩に悩まされることは減らすことができる。
氷の入った飲料水を飲む
水やお茶、コーヒーなど、何にでも氷を入れてから飲む。
氷を入れると、氷なしで冷蔵庫で冷やしたものよりも、遥かに冷たい温度の飲料水を飲めるので、体の冷え方が格段にUPする。
アイスコーヒーは、コーヒー豆を挽いた粉から作ったコーヒーを使うのと、インスタントコーヒーを使うものの2種類がある。
インスタントコーヒーを使う場合には、アイスコーヒーでも使えるものを買う必要がある。
(おすすめはネスカフェのクラスワン)
長時間水に浸けておけば、どのインスタントコーヒーでもアイスコーヒーにできるが、フリーズドライのインスタントコーヒーよりかは、粉末状のインスタントコーヒーの方が溶けやすい。
また、氷水の中にインスタントコーヒーを入れると、どのインスタントコーヒーであっても、非常に溶けにくくなってしまうので、まずは水にしっかり溶かしてから、氷を入れたほうが良い。
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