【利子が低い】 円定期預金の限界

子供のお小遣い程度の利子

インフレ率が低い国やデフレの国では、定期預金や債券の利率は驚くほど低いです。
通常、インフレ率が低い国というのは、成長率も低くて景気もパッとしないので、株や不動産よりも債券や預金にお金が流れやすくなり、債券や預金の利率が低下してしまいます。
(債券程度しかめぼしい投資先もないのに、お客は投資をするよりも預金を好むようになるので、銀行は金余りジャブジャブで困ります)

そんなこんなで、日本の利子も子供のお小遣い程度の利回りを達成。
一時期のゼロ金利時代よりもマシになりましたが、未だに預け入れをしても利子は微々たるものだったりします。

【外貨預金はこんなに儲かる】 外貨定期預金と円定期預金

外貨定期預金は利率が高いです。
(日本が低すぎるだけかもしれないですが・・・)

仮に、500万円を、各々定期預金金利の高い円の定期預金と外貨預金に1年間預けていたとします。
すると、こんな感じになります。
※ 外貨と円の交換レートは同じであると仮定します。


外貨定期預金(為替手数料なし)
年利4%
20万円/年(税引き前)
16万円/年(税引き後)

外貨定期預金(為替手数料0.5%あり)
年利4%
20万円/年(税引き前)
13.5万円/年(税引き後)

円定期預金
年利0.5%
2.5万円/年(税引き前)
2万円/年(税引き後)


円預金では、一年間預け入れしていてもほんの少ししか利子が手に入らないですが、外貨預金では13.5万円も手に入りますので、年間でバイト代くらいは稼げる計算になります。

為替差損が発生(外貨が高い時に外貨を購入してしまい、外貨が円に対して安くなってしまうと発生する損失)することから敬遠されがちな外貨預金ですが、今から数年後に外貨が同じ値段か外貨購入時よりも高くなっていれば、現時点(2006年)においては外貨定期預金の方が儲けやすくなっているようです。

ただし、このように考えている人々が多い場合には、その国の通貨は買われやすくなりますので、外貨のすっ高値つかみをしやすくなるので注意が必要だと思います。

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