【自動で氷】 冷蔵庫の製氷機能と電気代

冷蔵庫には、製氷機能の付きのものがある。
ただし、製氷機能付きの冷蔵庫は電気代を食いやすいので注が必要だ。



【製氷機能とは】
冷蔵庫内のタンクに水を入れておけば、自動で氷を作ってくれる便利機能。
透明な氷を作ってくれるものや、素早く氷を作ってくれるものなど、製氷の機能にはメーカーや冷蔵庫の種類によって様々なものがある。

製氷機能が電気を食う理由

製氷機能の部品が凍ってしまうと、製氷することが出来ない。
そこで、製氷部品は凍らないように温めておく必要がある。
実は、これにはかなりの電気が必要だ。


製氷機能がない冷蔵庫

製氷機能がない場合、自分で氷を作る必要がある。
製氷皿から氷を取り出す時にものすごい音がするので、防音性能の低いマンションやアパートの場合、騒音問題が起きる可能性がある。

もちろん、冷蔵庫の製氷機能も音は発生するのだが、氷が落ちてくる部分にクッションが付いている上に、氷を入れる棚も密閉されているため、音が外に漏れにくいようになっている。



製氷機能付きか製氷機能なしか

電気料金優先
→ 製氷機能なし

手間優先
→ 製氷機能あり

静音優先
→ 製氷機能あり


冷凍庫の位置と電気代

通常、製氷用の水タンク冷蔵庫の最上段についている。
そして、冷凍庫は冷蔵庫の真下か最下段にある。

なので、冷凍庫が冷蔵庫の真下にある場合、製氷用の水タンクは真上にくる。
この場合、冷凍庫が一番下にある場合よりも電気代は比較的安くで済むようで、電気店で冷蔵庫を比較検討した際に、冷凍庫が一番下にある冷蔵庫は電気代が高いと電気店の人から言われた。

そのようなわけで、現在多くの冷蔵庫で、冷凍庫は真ん中の段に、野菜室は最下段に置かれているようだ。



なかなか手に入らない国内メーカーの自動製氷機能なしの3ドア冷蔵庫

2ドアの多くが、現在でも製氷機能がない
その反面、3ドア以上の冷蔵庫の多くに製氷機能が付いている。

特に、国内メーカー3ドア冷蔵庫の大半が製氷機能付きだ。
しかし、安価な海外メーカー3ドア冷蔵庫は自動製氷機能なしだ。

なので、つい海外メーカーの安価な3ドア冷蔵庫を買ってしまいがちになるが、それらは別の意味で落とし穴があるので注意が必要だ。


安価な海外メーカーの3ドア冷蔵庫で注意は必要なこと

1. 実は電力消費量が高い可能性がある
以前、冷蔵庫が壊れて買い直した時にわかったのだが、冷蔵庫は思った以上に電気を食う家電だ。

なので、場合によっては、製氷機能なしのものを買うのと消費電力がそれほど変わらない可能性も出てくるため、ちゃんと消費電力が低いかを確認した上で冷蔵庫を買うことが非常に大切になる。


【省エネ】冷蔵庫の消費電力の怪 【節電】


2. 冷凍庫がやばい可能性がある
大昔の冷凍庫の多くが冷蔵庫の上についていた。
そして、冷凍庫の庫内のスペースがかなり狭く、庫内の内側には大量の霜や氷がついていた。



しばらく氷の除去をしなければ、まるで 『 氷の王国 』 のようになってしまう。
これは 『 庫内の壁を直に冷やす 』 から起こることだ。

今の冷蔵庫の多くで霜がつかないのは、庫内を直に冷やすのではなく、『 冷えた空気を庫内に送り込んで冷やしている 』 からだ。

でも、海外メーカーの一部の冷蔵庫では、まだ庫内を直接冷やすタイプの冷蔵庫があるので注意が必要だ。

ちなみに、冷凍庫の中が氷と霜だらけになってくると、ただでさえ狭い冷凍庫がさらに小さくなってしまう。

また、冷凍庫に長期間ものを放置していると、その氷と霜が冷凍庫内の食品にくっついて悲惨にことになる。

そこで、氷と霜を除去するのだが、これがまたかなりめんどくさい。
氷が張り付いてとれないのをアイスピックなどで無理にカンカンやって取ろうとすると冷凍庫が壊れるし、氷を溶かすために電源を切ると、溶けた氷水で大変なことになる。
(ビチャビチャになる)

そのようなわけで、冷凍庫が今の形になった時には、非常に感動したのだった。
(多分、今の子たちはわからないだろうなあ。(;´_`;))


3. サポートの問題
なんだかよくわからないところのメーカーは、サポートもそれなりのことがあるので注意が必要だ。
故障した時のサポートでイライラしたくない場合には、無難に大手国産メーカーの冷蔵庫を使っておいたほうが良いかもしれない。


2ドアに戻ることを考える

3ドア冷蔵庫で製氷機能なしは、かなりハードルが高いと言うのは先ほど書いた通りだ。
そこで、2ドア冷蔵庫を買うのも一つの方法なのではないかと思う。

その場合、3ドア冷蔵庫ほどではないにしても、大きめの2ドアも安価な海外メーカーが多いので注意が必要だ。

また、電気代にも要注意だ。
一般的に、冷蔵庫はサイズが大きくなればなるほど電気を大量に消費する。

3ドアでも省エネ性能がズバ抜けて高いものもあるが、現在の主力でない大きめの2ドアで、国内メーカーが頑張って省エネ性能の高い冷蔵庫を出しているとは限らない。

場合によっては、普通に国内メーカーの製氷機能付きの3ドア冷蔵庫を購入しておいた方が電気代が安くつく可能性もあるため、購入前には年間の電気代が概算でどの程度かかりそうか調べておいた方が良い。


製氷機能ON・OFFがわかりやすい冷蔵庫を購入する

デジタル機能付きの家電は増えてきた。
設定がアナログのボタンでなく、デジタルで設定するものも多い。



うちの実家の冷蔵庫もデジタルで、冷蔵庫や冷凍庫の設定をする。
これが実は非常にわかりづらい。
設定しにくいと言うのもあるし、現在の設定がどうなっているのかもわかりにくい。



なので、高齢者の母にはハードルが高いらしく、いつも他の人に製氷機能をON・OFF設定してもらっている。

そんなわけで、高齢者が多機能な冷蔵庫を使用する場合には、電気代よりも何よりも、冷蔵庫の設定のしやすさが最重要になってくることがあるため、その辺りも考えつつ、冷蔵庫選びをすると無難なのではないかと思う。

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