遺産相続と介護の実話
先日、伯父さんから父に電話がありました。
何でも、相談したいことがあるからと。
その相談内容はというと、「相続」のことでした。
その相続のお話とは、「せっかく、長年、夫に先立たれ、子供のいない伯母さんを介護をしてきたのに、自分たちの親族は一銭の遺産も受け取れないらしい、何とかして遺産を受け取りたいのだか・・・」と言うものでした。
そもそもの発端
伯父さんや伯父さん側の親族には、伯母さん(伯父さんの伯母さん)の遺産の相続権がありませんでした。
しかしながら、伯母さんということで、私の伯父や伯父さんの親族は、彼女を大切に介護してきたわけです。
しかし、伯父さんの伯父さんは、とうの昔に亡くなってしまっており、遺産を相続したのは伯母さんです。
つまり、財産は「伯母さんの親族側のもの」となってしまっていたわけです。
でも、伯父さんの親族は、長年「伯母さん」と言って慣れ親しんできた間柄でしたから、遺産相続の権利もないのについつい介護をしてしまった・・・というわけです。
伯母さんの晩年に、伯父さんの側の親族(伯父さんも含む)はそのことに気がつきました。
そこで、伯母さんに「遺言書を書いて下さい」と再三にわたってお願いしたのですが、伯母さんが「もごもご」言っている間に、とうとうお亡くなりになってしまったのでした。
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