【悪臭】 エアコン内部の汚れとカビの除去 【埃】
エアコンの悪臭の原因は、エアコン内部の汚れとカビだ。
なので、両方を綺麗に除去してやると、悪臭は消える。
また、その両方でエアコンが汚れないようにしてやると、エアコンが臭いにくくなる。
エアコン内部のカビの原因
エアコンにカビが生えてしまう原因は、冷房中の冷却フィンの結露だ。
冷却フィンとは、空気を冷やすための細い金属の板だ。
エアコンのフィルターを外すと、ズラズラと並んだ薄い金属の板を見ることができるが、それが冷却フィンだ。
冷房をONにして冷却フィンがキンキンに冷やされると、空気中の湿気が冷却フィンで冷やされ、冷却フィンに結露が張り付く。
冷房終了後、この結露を放置してしまうと、冷却フィンに張り付いた結露が原因でカビが生える。
なので、冷却フィンの結露を乾燥(内部クリーン)させてやれば、冷房してもカビが生えにくくなる。
カーエアコンもエアコンも同じだ。
内部クリーンをしないとカビが生えて臭くなる。
【冷房中】
→ アルミの冷却フィン(縦長の細い板)が冷える
→ 冷却フィンが結露
(冷たい水の入ったコップ状態)
→ 水滴の受け皿の上にフィンから流れでた水滴が落ちる
→ エアコンから外に排出される
【冷房後】
→ 運転停止後、フィンが結露しっぱなし
→ フィンにカビ胞子が付着する
→ カビが大繁殖
→ 悪臭・黒カビで汚れる
【内部クリーン運転】
→ 運転停止後、フィンが結露しっぱなし
→ 送風運転でフィンを乾燥させる
→ フィンが乾燥
→ カビが繁殖しにくくなる
→ 部屋の湿度が大上昇する
【部屋の湿度が大上昇するのを抑える方法】
→ 送風運転でフィンを乾燥させる
→ 部屋の湿度が大上昇する
→ 部屋の窓を開けて、湿度を低下させる
エアコン内部にカビが生えてしまったら?
エアコンの冷却フィンにカビが生えてしまったら、業者に依頼してカビと汚れを除去してもらうか、自分で清掃するしかない。
専門業者に依頼するとかなり高くなるが、自力で清掃すると安くで済む。
その代わり、故障するかもしれない点には要注意。
(故障しても泣かない!)
故障したら困るような高額エアコンの場合は、専門業者に依頼したほうが良い。
専門業者に依頼してカビや汚れを除去する
エアコン清掃には、エアコンを全部取り外して清掃する方法と、エアコンをつけたままで清掃する2種類の方法がある。
値段やサービスやサービス地域は業者によって異なるため、よく検討することが必要だ。
エアコンの清掃料金の相場は、およそ1万数千円〜3万数千円程度と言ったところ。
お掃除機能付きのエアコンは、機能が複雑なので料金が高めな様子。
(ダメじゃん!ヾ(`Д´)ノ")
この値段を見て、勘の良い読者様はお分かりになると思うが、低価格エアコンだとすぐに元をとる。
要するに、数年後、カビが悪化したら買い替えの方が安く付く可能性も高い。
十数万円以上するような高額エアコンの場合は、専門業者にエアコン清掃を依頼した方が圧倒的に安い。
自力でカビや汚れを除去する方法
冷却フィンの掃除用スプレーを購入する
冷却フィンの掃除用スプレーは量販店やスーパーや通販などで購入することができる。
安くはない。
むしろ、洗剤の部類では高い。
冷却フィン以外の普通の洗剤でも綺麗になるかどうかは実験したことがないのでわからない。
故障や漏電が怖くて実験できない。
個人的には、冷却フィン掃除用のスプレーですら故障しないかどうかが怪しいのに、冷却フィン以外の掃除洗剤で大丈夫かどうかは推して知るべしだと思う。
冷却フィンの掃除用スプレーを使用する
冷却フィンの掃除にしか使えないので注意する。
あと、これは大切なことなのだが、冷却フィン以外も汚れているからと言って、冷却フィン以外の所でシューシューしてはいけない。
故障の原因になる。
特に、電気系統にスプレーの薬液がかかってしまうと、エアコンの故障の原因になるので、ラップやビニールなどでマスキング(薬液が掛からないように保護すること)してから使ったほうが良い。
また、ちゃんとマスキングしてもエアコンが故障してしまうこともあるので、故障しても泣かないことが大切。
冷却フィンに冷却フィン用のスプレーを吹きかける。
ただし、無香料のものでないとこれが非常に臭い!(><;
香料の臭いがキツイのだ。
台所やリビングダイニングのエアコンだと、食べ物の臭いと混ざり合って部屋がカオスな状態に。
なので、香料入りの冷却フィン掃除用スプレーを使い終わったら、しっかりと送風運転をして香料を吹きとばしてから本運転をした方が良い。
(無香料のエアコン掃除用スプレーの場合は普通に使える)
個人的には、長期間使わなくなってカビが大繁殖してしまう 『 シーズンオフの前 』 に使うのが良いのではないかと思う。
シーズン中に使ってしまうと、シーズンオフの前に再度使い直さないといけなくなる。
冷却フィンは非常に薄いので、ちょっとした力でも曲がってしまう。
なので、冷却フィンに溜まった埃を掃除機でズーズー吸うとか、冷却フィンを雑巾で直に拭くなどすると、冷却フィンが曲がってしまうことがあるので注意する。
基本的には、冷却フィンが曲がってもそれほど問題ではなく、普通に使えるようだが、気になるようなら爪楊枝などで修正はできる。
ただし、冷却フィンがポキッと折れてしまう可能性もあるので、その時は泣かない。
(潔く諦める)
冷却フィン以外場所を掃除する
冷却フィン以外のものは、中性洗剤と雑巾などを使って吹き掃除する。
電気系統に洗剤や水分がかかると故障の原因になるので、注意する。
特に、冷気の吹き出し口(ルーバー)付近はカビだらけになっている可能性が高いので、念入りに掃除する。
普通のエアコンはルーバーを手で自由に動かせるので、ルーバーの奥やルーバーを掃除できるようになっている。
ルーバーを自由に動かせない場合は、無理にルーバーを動かそうとすると故障の原因になるので注意する。
掃除終了後は、送風運転をして内部を綺麗に乾燥させる。
これをしないと、カビや錆の原因になる。
エアコン内部のフィルターを掃除する
エアコン内部には、エアコンフィルターが付いている。
エアコン用のフィルターには、網状の洗えるフィルターと、空気清浄用の紙製のフィルターがある。
網状の洗えるフィルターは、柔らかいブラシやスポンジなどで塵や埃を取り去った後、中性洗剤(台所洗剤)で優しく洗うと良い。
塵や埃を水でそのまま洗い流してしまっても良いが、排水口や排水管が詰まる可能性がある。
(水洗いするまえの塵や埃を取り去る作業がなかなかめんどくさい)
紙製のフィルターは汚れやすいのに洗えないため、汚れが酷くなったら買い直す必要がある。
エアコンの紙製のフィルターを買い直す場合には、型番を調べた上で、家電量販店で購入すると良い。
家電量販店の場合、大きい店だと店売りしているが、大きくない店だと店売りしていないことも多い。
その場合は、通販で購入すると良い。
エアコンフィルターや換気扇フィルターで埃の侵入防止
エアコン内部のフィルターの上から エアコンフィルターや換気扇フィルターを貼り付けると、エアコン内部の網フィルターに埃やチリが付きにくい。
なので、水洗い前の塵や埃を取り去る作業が大幅に楽になる。
また、埃のつもりやすいエアコン上部にもエアコンフィルターや換気扇フィルターを貼り付けると、エアコン上部の汚れをつきにくくすることができる。
購入直後の状態でつけておけば、エアコン内部に塵や埃が侵入しにくくなるため、できれば購入直後から付けておいた方が良い。
これを付けておくと、エアコン内部にある冷却フィン(金属製の縦長の板)にも汚れがつきにくくなる。
エアコンフィルターは百均の換気扇フィルターを使うと安くて済む。
貼り付けるテープは、百均のはがしやすい両面テープでOK。
(これ便利)
エアコンの内側と上部に貼り付ける。
上部もホコリが溜まるので、貼り付けておいたほうが無難。
ひと夏に2〜3回交換するだけで良いのでお手入れも楽。
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