【知らない間に重くなる負担】 借金とデフレ

デフレについて

デフレとは、デフレーションの略です。
デフレとは、お金の価値が上がる(物の値段が下がる)ことです。
ですので、お金を貯金しておくと、何も運用していなくても儲かっている計算になりますし、借金をしていれば、その借金の重みが増している計算になります。

例えば・・・
A子さんは30uの住宅用の土地を1500万円で買いました。
A子さんが住宅用の土地を主とした後に、世の中はデフレになりました。

そのデフレの真っ最中、A子さんはお金が必要になったので、その土地を手放すことにしました。
しかし、売れた値段は1000万円だったのでした。
・・・とまあ、こんな感じです。

不動産価格は、様々な要素(交通の便・スーパーやデパートや病院などの存在、ご近所トラブルなど)によって変わってきますので、一概に値段が下がったのがデフレのせいだけとは言い切れないのが難しいところですが、分かりやすく言うと、上のような感じです。


デフレだと借金の負担が重くなる

先ほども書きましたが、デフレになると物の値段が下がりますので、相対的にお金の価値が上がります。
ですので、同じ1000万円の貯蓄をしていたとしても、デフレの中の1000万円とインフレの中の1000万円では、その価値が大きく異なります。

これは、借金でも言えることです。
借金をして借りっぱなしにしているだけで、借金の重さが膨らむことになります。

給料がデフレになろうとなるまいと一定で変わらないのであれば、デフレになっても何らダメージは受けないですが、そうなると困るのは給料を払う側の企業です。

売りたい物やサービスの値段が下がって利益も下がっていくのに、給料は据え置きの状態だと、よほど体力があって好調な企業でないとつぶれてしまいます。
(以前、デフレ真っ只中だった頃の日本企業は、猛烈なデフレにもかかわらず給料を据え置いたので、実質の労働賃金が上がり続けて収益を圧迫していました)

ですので、デフレになると給料が下がり、借金の相対的な重さが増すことは、借金をする前にあらかじめ覚悟しておいた方が良いような気がします。

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