【お得な選択】 繰上げ返済と定期預金

繰上げ返済とは

繰上げ返済というのは、月々のローンの支払い額の予定より返済するお金をより多く支払うことです。
この繰上げ返済を行うと、予定よりも早くに返済を終わらせることが可能です。


定期預金にした方がお得なケース

繰上げ返済にするよりも、定期預金にした方がお得な場合があります。
それは、定期預金の金利よりも住宅ローン金利が安い場合です。

仮に、定期預金(固定金利)の金利が6%で、住宅ローン(固定金利)が2%だったとします。
すると、定期預金は4%ほど住宅ローンよりも利率が高いですので、定期預金にした方がお得な計算になります。
※ こちらのページでは、定期預金の利子にかかる税金(20%)については考慮していません。

100万円を年利6%で預けると、利子は年間6万円。
一方、固定金利の住宅ローンは、2%なので利子は年間2万円。

これを定期預金の金利と住宅ローン金利が逆転しない間中ずっと続けると、結構な利益になります。
10年間続けた場合・・・ 40万円
20年間続けた場合・・・ 80万円
30年間続けた場合・・・ 120万円

定期預金にした方が損するケース

繰上げ返済にするよりも、定期預金にした方が損する場合があります。
それは、定期預金の金利よりも住宅ローン金利が高い場合です。

仮に、定期預金(固定金利)の金利が2%で、住宅ローン(固定金利)が6%だったとします。
すると、定期預金は4%ほど住宅ローンよりも利率が低いですので、定期預金にした方が損する計算になります。
※ こちらのページでは、定期預金の利子にかかる税金(20%)については考慮していません。

100万円を年利2%で預けると、利子は年間2万円。
一方、固定金利の住宅ローンは6%なので、利子は年間6万円。

これを定期預金の金利と住宅ローン金利が逆転しない間中ずっと続けると、結構な利益になります。
10年間続けた場合・・・ - 40万円
20年間続けた場合・・・ - 80万円
30年間続けた場合・・・ - 120万円


繰り上げ返済か、預貯金に回すのかはその時々に考えよう

↑でも述べましたように、住宅ローンを固定金利で借りていた場合には、その利率と比べて定期預金の利率が高いか安いかを判断することが可能です。

ですので、その時々の金利の状況に応じた適切な対応をすることが大切だと思います。
ちなみに、団体信用生命保険料などは、ローンの支払いが続いている間中、毎年徴収されるものですから、実際に貯蓄に回すか繰り上げ返済に回すかは、これらの必要経費についても良く吟味した上で、ご決断されると宜しいかと思います。

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