【変動】 住宅ローンを自分で決める 【固定】

住宅ローンは自分で決める

住宅ローン長期間払い続けるものです。
ですので、どの銀行のどの住宅ローンにするのかを、自分で決めることが大切です。

変動金利にするのか固定金利にするのか、変動金利と固定金利のミックス型にするのか、保証金上乗せ型にするのか一括で支払うのか、月々の支払額をいくらにするのか、毎月一定額を返済していくのか元金を毎月均等に分割して金利と共に支払うのか、ローン返済期間は何年に設定するのかなどなど、様々な要素を自分で考えて選択するのです。

めんどうな作業ですが、自分で様々な選択肢の中から自由に選択できますので、一通りの知識を得ると楽しい作業になると思います。
ついつい、購入する住宅のみに目が行きがちになるものですが、返済についてのプランを自分で選択して行く事も、住宅購入と同じくらい大切なことなのかもしれません。


選択肢一覧

選択肢 @ 選択肢 A 選択肢 B
全て変動金利 全て固定金利 変動金利+固定金利
保証金一括支払い 保証金金利上乗せ 保証金なし
15年ローン 25年ローン 35年ローン
月々の支払額 ○万円 月々の支払額 ○万円 月々の支払額 ○万円
元利均等返済 元金均等返済 -
繰上げ返済手数料 無料 繰上げ返済手数料 無料
(一定金額以上)
繰上げ返済手数料 有料
頭金 ○万円 頭金 ○万円 頭金 ○万円
預貯金額 ○○○万円 預貯金額 ○○○万円 預貯金額 ○○○万円
団信保険料 あり 団信保険料 なし -

【金利】
変動 = 金利が変動するタイプのもの
固定 = 金利が変動しないもの

【返済】
元利均等 = 毎月一定額のローンを返済すること
元金均等 = 元金を均等に分割して毎月金利と共に返済

【保証金】
一括支払い = 保証金をローンを組む際に一括で支払うもの
金利上乗せ = 保証金を、毎月のローン返済に上乗せするもの

【繰上げ返済手数料】
無料 = 繰上げ返済の手数料が無料のもの
無料 (一定金額以上) = ○万円以上の繰上げ返済手数料は無料のもの
有料 = 繰上げ返済手数料が有料のもの

【団信保険料】
あり = 団体信用生命保険(団信)が必要なローン
なし = 団体信用生命保険(団信)が不必要なローン


PMT(Payment)関数

PMT(Payment)関数とは、毎月の支払額をシュミレーションするためのものです。
このシュミレーションを行っておくと、毎月のシュミレーション額を自分で把握できるので大変便利です。
エクセルなどを使用すると、シュミレーションしやすいです。

PMT(ボーナス返済以外) = 年利/12ヶ月, 支払い期間×12ヶ月, 借入金(ボーナス返済以外)
PMT(ボーナス返済) = 年利/2(半期毎), 支払い期間×2(半期毎), 借入金(ボーナス返済)

ちなみに、エクセルでチョイチョイとPMT関数表を作って、画像に落としたのが↓です。
年利の部分や、期間や、ボーナス時の支払額などをチョイチョイと変えてやると、総支払額や年間支払額や月額の返済額が自動的にポツポツと変わります。



試しに、年利を3.25%にしてみます。
すると、↓のような感じになります。



年利が増えると、月々の返済額も増えます。
これで、さらに期間短縮しますと、月々の返済額がドバッと増えます。
でも、総返済額は大幅に減少



要するに、毎月カツカツの生活をして、住宅ローンにお金を回せば総支払額は減らせるというわけです。
(でも、何かあったときのことを考えて、毎月の返済は余裕を持って行うようにし、資金的に大きな余裕が出れば繰上げ返済する方が無難かもです)

このようなわけで、PMT関数で色々とシュミレーションしてしてみて、じっくりと最適な金利や、最適な支払額を割り出してみてください。

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