【負担軽減?】 借金とインフレ

インフレとは

インフレとは、インフレーションの略です。
相対的に見て、お金の価値が下がって物の価値が上がることです。
ですので、いつまでも貯金をしていると、貯金したお金が目減りするのと同じことになります。

例えば・・・
A子さんが、B町にある1000万円の土地を買おうとしました。
でも、何だか踏ん切りがつかなかったので、その土地は購入しませんでした。

そして5年後、その土地を再度見に行ったら、何とその土地は1500万円になっていたのでした。
不動産価格には、様々な要素(交通の便・スーパーやデパートや病院などの存在、ご近所トラブルなど)によって変わってきますので、一概に値段が下がったのがインフレのせいだけとは言い切れないのが難しいところですが、分かりやすく言うと、上のような感じです。

インフレだと固定金利で借りた借金の負担が軽くなる

一般的に考えると、インフレになれば、借金の負担が軽くなります。
(固定金利の場合)
例えば、利子が2%でインフレ率が5%だった場合、3%ずつインフレによってお金の価値が下がっています。すると、放っておいても24年で借金の重さが半分になる計算になります。

例えば、不動産価格が年間5%ずつ上がっていきますと、10年で50%に。
20年で100%の値上がり率になります。

通常は、インフレ率に合わせて利子も上がっていくものですから、インフレ率が5%なら利子は6%か7%という具合に、高めに設定するものだったりします。
でも、固定金利で借りていれば利子の上昇分がありませんので、借金の負担が軽くなっていくというわけです。


賃金インフレが起こらないと・・・

インフレが起こっているのに給与が上がらない場合、実質的な賃金は下落していることになります。
この実質的な賃金の下落は、給与所得者の生活を圧迫するものですが、企業にとってはその分収益が上がりますので、美味しい話だったりします。

ちなみに、インフレで金利が上昇しているのに給与が低いままだったら、金利が増えた分、負担が重くなります。そうやって考えてみると、利率の安い変動金利よりも、フラット35のような超・長期固定金利の方が、安心だと言えるのかもしれません。
(間違っていたらごめんなさい)

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