【ゴミ】 汚庭度チェックと対策法【虫】
通常、庭を掃除をしていないだけでは『 汚庭化 』しにくい。
でも、庭に使わない物(ゴミ一歩手前)や粗大ごみを保管しておいたり、家庭菜園や園芸に使っていたボロボロのプランターや発泡スチロールを保管していると、汚庭化しやすい。
それらのゴミやボロボロのプランターなどの管理が悪いと、それらに溜まった雨水から大量のボウフラが発生し、自宅は言うに及ばず、近隣の家にも大量の蚊の被害が発生する。
また、植木を植えている場合は定期的に剪定作業をしないと密林化するし、庭に生えた枯れ草を除去しないと虫が発生する。
ここに雑草まで覆い茂ると、放置された空き家のように見えるので、防犯的にもよろしくない。
汚庭対策は、ゴミや不要なものを捨て、植木を剪定して雑草を抜くだけで良いので、体力は使うが、汚台所や汚部屋と比較すると解決が楽だ。
もし、庭に放置されたゴミの量が多かったり、自力で搬出できない粗大ごみがある場合、ゴミの回収業者に依頼すると良いだろう。
(トラブルを防ぐには、自治体から認可されたゴミの回収業者を利用すると良い)
あー
痒い痒い!
何でこの庭、こんなに蚊がいるの?
刺されすぎて体中痒いよ
知らない!
こっちが訊きたいくらいだよ!
どっかに大量のボウフラが沸いてんじゃないの?
庭にたくさん散らばってるゴミとか、枯れ草しか生えてない放置プランターとか
庭が蚊だらけだから、ゴミの片づけは今は無理!
蚊の季節が終わったらやる!
チェックしてみよう!
無い・良い
→ 0点
ちょっとある・少し悪い
→ 1点
大いにある・かなり悪い
→ 2点
25〜34点 汚庭様
立派な汚庭様です。
もしかしたら、もうすでにご近所トラブルや病気などの問題が起きているかも?
病気になったり、ご近所から苦情が来る前に、一刻も早くお掃除を開始しましょう。
15〜25点 準汚庭様
汚庭様に近づきつつあります。
病気になったり、ご近所から苦情が来る前にお掃除しましょう。
4〜15点 普通庭様
普通のお庭です。
もし、大きめの問題がある場合には、集中的にそこを改善して行きましょう。
0〜3点 綺麗庭様
綺麗なお庭です。
今後もそのお庭の状態を維持していきましょう。
庭に大量のゴミがある
庭にゴミが溢れている。
ひどい場合は、ゴミが嵩高く積み上げられて『 壁 』のようになっており、人が通ることも難しくなる。
ゴミ出しできない理由
- ゴミの分別が細かすぎて、ゴミを分別できない
(過去にゴミ出しを失敗したことがトラウマになっている) - ゴミをゴミだと思っていない
(自分の財産だと思っている) - ゴミなどで空間を埋めておかないと落ち着かない
(広々した空間があると、怖くなったり不安になる) - 精神的な病・脳の病気・体調が悪くてゴミ出しができない
(誰かのサポートがないと日常生活を正常に送れないのに、日常生活のサポートが受けられず、問題があるまま放置されている) - 面倒くさくてゴミ出ししない
(ゴミが大量にあっても、それほど不快ではないので放置)
→ 燃えないゴミやリサイクルゴミであふれる
粗大ごみを保管している
もったいない、搬出できないなどの理由から、粗大ごみを庭や庭の倉庫に保管している。
保管されている粗大ごみが複数個あり、庭が粗大ゴミで埋まってしまい、庭が使い物にならなくなっていることもある。
粗大ごみを捨てられない理由
- いつの日か、保管中の粗大ごみを使う日が来ると信じている
- 粗大ごみの廃棄費用がなく、粗大ごみを廃棄できない
- 年齢や体調などの理由から、玄関先まで粗大ごみを搬出できない
→ 粗大ごみがあふれる
大量の使わない物を保管している
今はまだ使わないからと言うことで、大量の使わないものを保管してしまっている。
本人的には保管しているつもりでも、庭に保管してしまうことで、風雨や紫外線にさらされて、本当に使い物にならなくなってしまう。
大量の使わない物を保管している理由
- もったいない病が発症している
→ 使い捨てのものや壊れた物なども使えるからと保管する - 買いすぎている
→ 余分に買ったものの、もうすでに家には保管場所がないので、庭に保管する - つい貰ってしまう
→ 他所様から「これいる?」と聞かれると、もったいないのでつい貰ってしまう。
使用していない園芸用品などが溢れている
使用していないプランターや、プランター代わりに使っている発泡スチロールなどが庭にあふれている。
中には、酷く劣化(ひび割れ・穴・強度が無くなる)して、使い物にならなくなってしまったものもある。
使用していない園芸用品などが溢れている理由
- ついつい園芸用品を買ってしまう
→ 使えるものには限度があるので、使っていない園芸用品であふれる。 - 他所様から園芸用品をもらってしまう
→ 「これいる?」と言われると、ついついもらってしまうが、使わないので庭にそのまま放置してしまう。 - もったいない病が炸裂している
→ まだ使えるからと、かなり劣化したものでも保管してしまう
対策
本人は捨てたくないと思っている場合
まずはゴミをためている本人を説得する。
説得しても無駄だからと言って、本人以外が勝手に捨てると怒るので(自分の物を勝手にドンドン捨てられてしまうのは、誰でも非常に不愉快なので)、本人に捨てて良いものを確認しながら、『 明らかにゴミと分かるもの 』 から少しずつ捨てていく。
病的にゴミを溜めてしまう人の場合は、何かしらの病気の可能性があるので、専門医を受診するように勧める。
(認知症の初期症状で、物を捨てられないケースがある)
対策
本人は捨てたいと思っている場合
諸事情でゴミを捨てられずに庭に積み上げてしまっている場合は、自治体のゴミ収集担当の部署に相談してみると良い。
私も何度か相談に乗ってもらったが、親切に教えてもらえることが多かった。
(自治体の指定しているゴミの回収業者の連絡先も教えてもらえた)
粗大ごみが搬出できない場合は、電動ノコギリを使うと、一人でも持ち運びできるくらいまで細かく裁断できる可能性が高いので、大きな粗大ごみを電動ノコギリでカットしてしまうのも一つの方法だ。
回収されるかどうか怪しいもの(捨てて大丈夫かどうかわからないもの)は、事前に別の袋に分けて捨てると、回収されなかった時に落ち込みにくい。
ゴミが回収されなかった場合は、自治体のゴミ収集担当の部署に回収されなかったものをどうやって捨てればよいかを質問する。
資金的に余裕がある場合は、民間のゴミ回収業者にゴミの種類を連絡し、ゴミの引き取りを依頼すると、ゴミに関する問題の大半はクリアする。
ゴミと汚庭で悩んで放置するくらいなら、ゴミの回収業者にゴミを引き取ってもらうと良いだろう。
一般的には、ゴミ回収の費用は、『 搬出作業なしで回収のみ 』だと安くで抑えられる。
詳しい費用については、ゴミの回収業者に質問する。
犬や猫の糞尿の臭いが発生している
犬や猫のトイレが庭にある場合に起こりやすい。
特に犬のトイレが外にあると、糞尿の臭いで汚染されやすい。
対策
犬や猫のトイレを室内にする。
木酢液を使っても、臭いの改善はできない。
(実験済み)
トイレの消臭剤や消臭剤などは、かなり強力なものが必要。
(通常の人間用のものだと不十分)
虫(蝿・ボウフラ・蚊など)が大量発生している
大量のプランターや植木鉢、プラスチックごみやビニール袋や排水口など、ありとあらゆる場所にボウフラは発生する。
ボウフラが大量に発生した庭では、大量の蚊が沸くようになる。
(足にとまった蚊を手でパチンと叩くと、手のひらに血の付いた潰れた3匹か4匹の蚊が張り付くとか、そんな驚異的なレベルで発生)
蝿は、生ゴミを庭に捨てたり、他所の猫や野良猫がトイレとして利用していたり、犬のトイレが外にあったり、外飼いしていたりすると発生しやすい。
対策
蚊やハエが発生している場合、発生源になっている『 何らかの問題 』があるので、蚊の駆除よりも、まずは発生源を潰すようにする。
【 蚊の発生源 】
- ゴミに溜まった水
→ ゴミを捨てる - 排水口
→ 排水口に網をかける - 水たまりができている場所
→ コンクリートなどで塞ぐ
【蝿の発生源】
- 犬猫の糞尿
→ トイレを室内にする
→ 猫除けを設置する - 生ゴミ
→ 生ゴミを普通の可燃ごみとして捨てる
木が覆い茂り密林化している
木の種類にもよるが、木は、剪定せずに放置していると凄まじく伸びる。
そして、伸びた木が覆い茂ると密林化していく。
日が当たらない場所では、虫が発生しやすい。
森や山だとそれでも良いが、住宅地でそのような状態になってしまうと、近所迷惑になりかねない。
また、蚊やヤスデやナメクジやダンゴムシなどの虫害も発生しやすく、衛生的にもよくない。
公道に庭の木がはみ出して茂りだすと、電線に引っかかったり(電線に接触しても対処されないせいか、電線の側にカバーが付けられている庭木や街路樹もある)、路上を落ち葉などで汚しやすくなる。
(排水口に落ち葉が溜まって流れにくくなっている場所もある)
対策
自力で剪定する場合は、高枝切り鋏やノコギリや剪定バサミなどの費用しかかからないが、植木屋さんに剪定して貰う場合には、それなりの費用がかかってくる。
(うちの実家の場合は、年間8万円)
もし、毎年の植木の剪定費用がキツイ場合には、庭木を抜いてしまうのも一つの方法だ。
電動ノコギリを使い、枝葉をできるだけカットした後、根元付近から少しずつ削っていけば、太い木でも切ることができる。
ただし、樹齢40〜50年物の大きくなりやすい木の場合は、植木屋さんに依頼して切ってもらわないと、切った木が倒れて建物が損壊したり、死傷者が出る可能性がある。
大変な作業にはなるが、根のあたりの土を少しずつ掘り返すと、自力で木の根を抜くこともできる。
(自力では難しい場合は、植木屋さんに頼むと良い)
もし、これらの作業をしたくはないが木は植えたいのであれば、大きくなりにくい木を植えると良い。
ちなみに、松の木は特殊な剪定作業が必要なので、剪定を自分でやるのであれば、松は植えないほうが良い。
大きくなりにくい木
- 梅
- 金木犀
- ゆずの木
- 椿
- さつき
- ツツジ
- 沈丁花
大きくなりやすい木
- 桜
- もみじ
- 木蓮
- 樫の木
- イチョウ
大量の雑草が生えている
雑草を抜かずに放置していると、夏が終わる頃には草ボーボーの空き地状態になっている。
実家の近所の空き家で、背丈近い雑草で庭が覆い尽くされている家があるが、通を歩いているだけで、明らかに人が住んでいないことが分かるので、防犯上もよくない。
虫もかなり沸いてしまう。
実家の横の家の庭は、毎年毎年、庭が雑草で覆い尽くされるが、隣から野菜の葉を食う虫がドンドンやってくるため、庭の畑が虫害にやられてしまう。
対策
雑草を抜く。
忙しかったり、体が悪くて雑草を抜けない場合は、植木屋さんや業者に依頼すると良い。
(実家で作業している植木屋さんの話をこっそり聞いてしまったのだが、植木屋さんの中には、炎天下の中、雑草を延々引き抜く作業を嫌がる人もいる)
雑草を抜く作業が面倒くさいため、地面に雑草が生えてこないようにするには、コンクリートや石やタイルやレンガなどで、地面を固めてしまうと良い。
落ち葉だらけ
庭木の下の落ち葉を放置すると、庭が落ち葉だらけになる。
森であればそれでよいのだが、一般の住宅地でこれだと、虫の発生や、腐食した落ち葉による汚れや、排水口の詰まりなど、数々の問題が起きる。
対処
蚊や排水溝の詰まりなどで近所に迷惑がかかるとトラブルのもとになるため、落ち葉はできるだけ早く捨てる。
ごみが有料だったり、剪定屑や落ち葉のごみの回収に制限があって、落ち葉の処分に困る場合は、落ち葉のもとになる木を切ってしまうことも一つの方法だ。
木は、多かれ少なかれ葉っぱが散るものだが、大きくなりにくい木であれば落ち葉も出にくいため、落ち葉の量を減らしたいのであれば、大きくなりにくい木を選ぶと良い。
もうすでに大きな木がある場合には、植木屋さんに伐採してもらうと良い。
大きくなりにくい木
- 梅
- 金木犀
- ゆずの木
- 椿
- さつき
- ツツジ
- 沈丁花
大きくなりやすい木
- 桜
- もみじ
- 木蓮
- 樫の木
- イチョウ
カビや苔でコンクリートやタイルが真っ黒になっている
カビや苔でコンクリートやタイルが真っ黒になっていると、古く劣化した家に見えてしまう。
家の床同様、コンクリートやタイルも綺麗にしてやることで、庭の見栄えがぐっと良くなる。
対処
- 庭のコンクリートやタイルに水を撒く
- お風呂用の洗剤を撒く
- ブラシで擦る
- 水で洗剤を洗い流す
これを『 一年に一度 』程度行うと良い。
一年程度は綺麗さを維持できる。
より維持させたい場合には、コンクリートやタイルのコーティング剤を塗ると良い。
高圧洗浄機 で高圧洗浄を行うとブラシで擦る必要はないが、高圧洗浄機を動かすための延長コードや水道のホースを用意しなければいけない点が面倒くさい。
(水を使う作業なので、延長コードを水に濡らさないように気をつける必要がある)
排水口が詰まっていて、雨が降ると地面がドロドロになる
排水口は、定期的に掃除をしないといけない。
さもないと、ごみやヘドロや土や砂が溜まって詰まりやすくなる。
(近くに木がある場合には、排水溝の中に木の根も張ってしまう)
排水口が詰まっていると、雨が降ると排水口から流れ出るはずの汚水があふれて地面がドロドロになる。
庭の地面の水はけが悪く、雨が降ると水が溜まってしまう場合は、庭の排水口が詰まっていると思ったほうが良い。
衛生的に悪く、害虫も発生しやすくなるため、排水口の詰まりはできるだけ早く改善した方が良い。
対処
- 排水口の蓋を開ける
- ごみやヘドロや土や砂を取り去る
(木の根が侵食している場合は、木の根も除去する) - 排水口の蓋に網(網戸の網で良い)をかける
(排水口にごみが入り込んだり、蚊などの害虫が上がってこないようにする)
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